IP無線機とは?通信の仕組み、おすすめ機種や活用シーンを紹介
IP無線機は、携帯電話の通信網やインターネット回線を利用して通話を行う無線機です。従来の無線機とは異なり、免許や登録申請が不要で気軽に利用することができます。また、日本全国での通話が可能で、通話料金も定額制のため、コストを抑えることができます。
このページでは、IP無線機の通信の仕組み、種類、メリット、デメリット、おすすめ機種、活用事例などについて解説します。IP無線機の導入を検討している方は、ぜひ参考にしてください。

目次
IP無線機とは?通信の仕組みについて
IP無線機とは、携帯電話の通信網やインターネット回線を利用して音声やデータ通信を行う無線機のことです。大手通信事業者の通信網を利用して、音声をデータ化したうえでやり取りするのが特徴です。そのため、携帯電話の電波が届く場所であれば全国どこでも無線通信が可能です。
また、従来の無線機(免許局や登録局などの簡易無線)と異なり、IP無線機は電波を直接飛ばすわけではないので電波法に抵触する心配もありません。無線免許や登録申請手続きなどの手間も省けます。
IP無線機は広いエリアで連絡を取り合う必要がある業種や、今までトランシーバーの電波が届かなかった環境での通信を円滑にするため、建設現場・工場・イベント会場などの業種で活用されています。不感地帯の解消に最適です。

IP無線機の種類
ハンディ型IP無線機
ハンディ型IP無線機は、工事現場、イベントスタッフ、警備など、職種やご利用シーンを問わず扱いやすいサイズ感なので一番人気が高いモデルです。コンパクトで比較的に軽量なため手に馴染みやすく片手での操作も簡単です。長時間の利用でも負担が少なく、端末によってポケットに収納したり、ストラップを使って持ち運ぶことも可能です。バッテリーの稼働時間は平均的に約7〜10時間程度なので必要に応じて充電が必要です。
また、一部のモデルにはGPS機能も搭載されています。警備やマラソン大会など、スタッフの人員管理に役立っています。
車載型IP無線機
車載型IP無線機は車に搭載して使用するIP無線機です。機種本体にマイクが付属するのが特徴です。車内に設置するため、車の電源からバッテリーを供給することができます。
車載型はマイクやハンズフリー機能を活用することで法律違反にならずに使用できるため、タクシーやトラックの運転中にも便利です。ただし、IP無線機を使用している最中に事故を起こした場合は、安全運転の義務違反となり罰則が科される可能性があります。使用時は安全第一でご利用ください。
IP無線アプリ
IP無線アプリは、IP無線機のアプリバージョンです。同様に携帯電話のネットワークを通じて音声通話ができるうえに、お手持ちのスマートフォンに専用のアプリを携帯端末にインストールすることで利用出来るため、実機を持ち運ぶ必要が無い分持ち物が減るというメリットがあります。
IP無線機のメリット
メリット
携帯電波が受信できれば日本全国で通信が可能に
最初にご紹介した通り、IP無線機は携帯電話のネットワークを利用して通信することが特徴な無線機です。携帯電話の電波が届くエリアなら屋内外を問わず、日本全国どこでも使用できます。今までは出来なかった沖縄と北海道で通信を行うことも可能になるということです。
また、特定のIPアドレスに直接音声を送信するため、物理的な障害物や他の通信との干渉(混信)の影響を受けることがありません。これは、災害時や緊急時など、広範囲にわたる通信が必要な場合に非常に有効です。営業活動や物流など、全国各地に拠点を持つ企業にとってもIP無線は最適な通信手段と言えるでしょう。
メリット
無線免許・登録申請が不要
IP無線機のもうひとつの魅力は、無線免許や登録申請が不要なことです。従来の無線機は電波法に基づき無線局の免許取得や登録申請が必要でしたが、IP無線機は携帯電話と同じように各通信キャリア(au/NTTドコモ/ソフトバンク)のデータ回線を利用して通信するため、免許取得や登録申請が不要です。
免許状と登録状を取得しないため、取得の際にかかる印紙代や電波利用料も、もちろんかかることがありません。
メリット
GPS機能を搭載
IP無線機の中にはGPS機能を搭載している機種があります。GPS機能を利用すると、通話相手の位置情報をリアルタイムで確認することができます。災害時や緊急時などの迅速な対応が必要な場面や、スタッフの行動履歴を記録するときに役立ちます。弊社ではマラソン大会のスタッフ管理で多数ご利用いただいております。
GPS機能をご利用の際は別途設定や管理コンソールとの連携などが必要となるため、詳細はお問い合わせください。
IP無線機のデメリット、使用時の注意点
デメリット
月額利用料が発生する
IP無線は携帯電話の通信網やインターネット回線を利用して通信を行うため、月額利用料が発生します。契約するキャリアやプランによって月額料金は異なりますが、一般的には数千円程度が相場です。ご利用用途やご希望の機種がお決まりの場合は、ぜひ詳細をお問い合わせください。
デメリット
通信エリアは携帯回線のキャリアに依存する
IP無線機の通信エリアは、利用するキャリアのネットワークに依存します。各キャリアの基地局のエリア内であれば通信が可能ですが、基地局が少ないエリアでは通信が不安定になる可能性があります。IP無線機を導入する際には、利用エリアの基地局の状況を確認することが重要です。
1つのキャリアでは運用面で不安が残るという方は、デュアルSIMに対応した複数のキャリアで利用できるIP無線機をおすすめします。通信エリアを広げることも出来ますし、一方のキャリアが通信障害を起こしたとしても、もう一方のキャリアで通信を継続することが出来ます。
IP無線機のおすすめ機種
TLK100(モトローラ・ソリューションズ)
モトローラ・ソリューションズ社製IP無線機「TLK100」は、IP67規格の防塵・防水性能とMIL規格の耐衝撃性を備え、過酷な環境下でも安心して使用できます。また、高音質通話機能とノイズキャンセリング機能により、音声がとてもクリアだと好評な機種です。

TLK100の特徴
- 全国のDoCoMoエリアでご利用可能
- 高い堅牢性と薄型/軽量の特性を併せ持つ最新機種
- 他アプリと組み合わせることで動態管理可能(別途PC環境が必要です)
IP500Hシリーズ(アイコム)
アイコム社製IP無線機「IP500Hシリーズ」は、IP無線機のなかで一番有名な無線機です。電話のように双方喋ることが出来るので、誰かが通信ボタンを押しっぱなしにすることがあっても連絡出来ます。IP500HシリーズもGPS機能を搭載しているので、動態管理も可能です。
まとめ
IP無線機は従来の無線機と比較して通信エリアが広く、免許・登録の申請が不要で、携帯電話の回線を利用することが特徴です。一部の機種ではGPS機能を搭載しており、スタッフの管理を行うことも出来ます。
しかし、IP無線機は月額利用料が発生します。通信エリアがキャリアに依存するため、山間部や海上にいる場合は通信が途切れる可能性があります。
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