無線中継器で通信範囲拡大!免許局用最新機種おすすめ3選と選び方

無線通信の不感地帯や通信距離の不足にお悩みではありませんか?「無線中継器」は、トランシーバーや無線機の通信範囲を改善する重要なツールです。電波が届きにくい場所や広い現場、階層の異なる施設でも、中継器を介してクリアな通信が実現可能です。

本記事では、無線中継器の基本的な仕組みから、導入のメリット・注意点、そして選び方までを徹底解説。2025年最新の免許局用無線中継器おすすめ3選もご紹介しますので、是非最後までご覧ください。用途に最適な一台を見つけて、より快適な無線環境を構築しましょう。

無線中継器を介した通信で解消!

無線中継器とは何?基本的な役割と仕組み

無線中継器は、無線通信の距離を延長するために不可欠な装置です。電波の届きにくい場所や、障害物によって通信が遮られる場合に、電波を増幅して再送信する役割を担います。無線通信距離の限界を補い、より広範囲なエリアでの安定した通信を可能にします。

無線中継器は特定の通信構造と仕組みに基づいて動作しており、日本国内で使用する場合は、電波法に基づく法的基準と免許制度を遵守する必要があります。

免許局の中継器とは?デジタル簡易免許局に対応!使い方から使用例まで解説

無線通信距離の限界を補う中継器の働き

無線中継器は、無線通信の距離を延長し、電波の届きにくい場所を解消することで、無線通信距離の限界を補う重要な役割を果たします。

無線機はアンテナから送受信される電波によって通信しますが、建物や山などの障害物や距離の問題で、電波が届きにくい「不感地帯」が発生することがあります。無線中継器(Repeater)は、その電波を中継して届きにくい場所まで通信をつなげる装置です。無線中継器を設置することで、電波を増幅し、より遠くまで安定した通信を確保します。

無線中継器の通信構造と仕組み

無線中継器は、受信した信号を即座に再送信(リピート)することで通信エリアを拡大します。主な構成は、送信機と受信機が同居しているデュプレクサ方式が一般的です。この仕組みにより、1つの無線周波数帯(チャネル)を使って通信が可能になるため、効率よく中継運用が行えます。特にデジタル簡易無線では、デジタル信号の高精度な復調・再送信が可能となり、通信の安定性も高まります。

日本国内での法的基準と免許制度

無線中継器を使用するにあたっては、日本国内の電波法に基づいた法的基準と免許制度を理解することが不可欠です。

無線局を開設・運用するには、原則として総務大臣の免許が必要です。これは、電波の公平かつ効率的な利用を確保し、混信を防ぐために設けられています。無線中継器も例外ではなく、使用する周波数帯や出力によっては免許が必要になります。免許を受けずに無線局を開設・運用した場合、電波法違反となり、罰則が科せられる可能性があります。

ただし、特定小電力トランシーバー(インカム)など、微弱な電波を使用する無線機は、免許が不要な場合がありますが、これらの中継器も技術基準適合証明等を受けたものでなければ使用できません。

無線中継器の導入を検討する際には、これらの法的基準と免許制度を遵守することで、安全かつ合法的に無線中継器を利用しましょう。

なぜ無線中継器が必要なのか?

無線中継器は、電波が届きにくい場所や、障害物によって電波が遮られる場所で効果を発揮します。電波が届かない不感地帯を解消したり、壁などの障害物を乗り越えて電波を届ける役割を担います。特に広い現場や、複数の階層に分かれた施設など、携帯型無線機だけではカバーしきれない場合に有効です。具体的な使用ケースについては、以下で詳しく解説していきます。

不感地帯解消や障害物の対策として

不感地帯の解消や障害物の対策には、無線中継器が不可欠です。

現場によっては壁・柱・地形などの物理的障害物によって通信が遮断される不感地帯が発生します。無線中継器は、こうした遮蔽物を回避するように電波を中継し、通信範囲を拡張できます。特に業務利用においては、安定した通信環境が求められるため、無線中継器が重要な役割を果たします。

広い現場や階層の異なる施設での使用

広い現場や階層の異なる施設では、無線中継器が通信範囲を拡大し、安定した通信環境を構築するために非常に有効です。

広い現場では、無線機の電波が届きにくい場所が発生し、作業員間の連携が困難になる場合があります。また、階層の異なる施設では、建物構造や壁などの障害物により電波が遮断され、通信が途絶えることがあります。無線中継器は、これらの問題を解決し、スムーズな情報伝達を可能にします。

例えば、建設現場では、広大な敷地内で作業員が分散して作業を行うため、無線中継器を設置することで、現場全体をカバーする通信エリアを確保できます。また、商業施設では、複数のフロアにまたがる店舗や事務所において、無線中継器を各フロアに設置することで、従業員間の円滑なコミュニケーションをサポートします。

このように、広い現場や階層の異なる施設では、無線中継器を活用することで、通信範囲を拡大し、安定した通信環境を構築し、業務効率の向上や安全性の確保に貢献します。

無線中継器のメリット

無線中継器の最大のメリットは、通信範囲を拡大できることです。無線通信は、距離が長くなるほど電波が弱まり、障害物によって遮断されることがあります。中継器は、これらの課題を解決し、より広範囲で安定した通信を可能にします。

無線中継器のメリット

  • 通信距離の拡大
  • 不感地帯の解消
  • 安定した通信品質
  • 複数拠点との接続
  • 災害時の通信確保

これらのメリットにより、無線中継器は、広い敷地や建物、障害物の多い環境など、様々な場所で活躍します。例えば、建設現場やイベント会場、工場などでの利用が考えられます。

また、災害時の非常通信やBCP対策の一環としても有効です。熊本県では、避難所間通信の確保にデジタル中継器を配備しています。無線中継器を導入することで、業務効率の向上や安全性の確保に大きく貢献します。

無線中継器を使う時の注意点

無線中継器を使う際、注意すべき点があります。

無線中継器は電波を増幅するため、設置場所や設定によっては電波干渉を引き起こす可能性があります。これにより、意図しない通信障害や、他の無線機器への影響が生じることも考えられます。

ここをチェックしよう!

無線中継器を使う時の注意点

  • 設置場所の選定:設置場所が高すぎても低すぎても通信が安定しない
  • 周波数設定の確認
  • 電波干渉の確認:混信リスクのある場所ではチャンネル設定に注意
  • セキュリティ対策
  • 法令遵守の確認:免許・登録申請が必要な機種の運用には管理責任が伴う

これらの点に注意することで、無線中継器を安全かつ効果的に利用できます。特に、設置場所は周囲の環境や他の無線機器との距離を考慮し、最適な場所を選ぶことが重要です。また、電波干渉を防ぐためには、適切な周波数設定や電波状況の確認が不可欠です。セキュリティ面では、不正アクセスを防ぐための対策を講じることが重要です。電波法などの法令を遵守し、適切な運用を心がけましょう。

無線中継器の使い方や使用例について、下記の特集記事で詳しく紹介しますので、是非ご確認下さい。

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無線機の種類による通信距離

無線機の種類によって通信距離は大きく異なります。

特定小電力トランシーバー(インカム)は近距離での利用に適しており、手軽さが魅力です。一方、業務用無線機はより広い範囲での通信が可能で、業務用途で信頼性の高い通信を提供します。さらに、IP無線機(IPトランシーバー)は携帯電話回線やWi-Fiを利用することで、広範囲な通信を実現します。それぞれの特徴を理解し、利用シーンに最適な無線機を選ぶことが重要です。

無線機(トランシーバー、インカム)の通信距離につきまして、下記のコラム記事では詳しく解説しますので、併せてご覧ください。

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特定小電力トランシーバー(インカム)

特定小電力トランシーバー(インカム)は、手軽に利用できる無線機として、近距離でのコミュニケーションに最適です。

その理由は、免許や資格が不要で、比較的安価に入手できるため、手軽に導入できるからです。特定小電力トランシーバーは、出力が小さく電波の届く範囲が限られていますが、その分、混信が少なくクリアな音質で通信できます。

特定小電力トランシーバーの特徴

  • 通信距離:見通し良ければ、数百メトール程度です。
  • 免許や資格不要・低コストですが、中継器非対応モデルが多い
  • 乾電池で駆動するタイプあります。


これらの特徴から、イベント会場や店舗、小規模な工事現場など、比較的狭い範囲での連絡手段として広く利用されています。手軽さと使いやすさから、初めて無線機を導入する方にもおすすめです。

特定小電力トランシーバーの詳細を知りたい方は、下記の記事をご覧ください。

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業務用無線機(免許局・登録局)

業務用無線機は、一般的に特定小電力トランシーバーよりも広い通信範囲をカバーでき、主に中長距離の通信に適した機器です。

通信距離が伸びる理由は、出力の大きさが関係しています。特定小電力トランシーバーの出力が最大0.01Wなのに対し、業務用無線機は1W~5Wと高出力です。

業務用無線機の特徴

  • 通信距離:電波の出力や利用環境によって異なりますが、一般的には約1~5km程度と言われています。(中継器併用でさらに拡張)
  • 免許制または登録制で、業務用途に特化
  • 音質の安定性、堅牢な耐久性、セキュリティ、多機能性

高出力であることに加えて、業務用無線機は利用する周波数帯や変調方式も異なります。これにより、障害物を回り込んだり、より遠くまで電波を届けたりすることが可能になります。また、電波法に定められた規格に準拠し、登録手続きを行うことで利用できるため、安定した通信が期待できます。 これらの理由から、広いエリアでの連絡を必要とする業務において、業務用無線機は非常に有効な選択肢となります。

業務用無線機をご購入検討する際、下記の記事では、購入時のポイント及び選び方などを解説しますので、ご参考ください。

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IP無線機(IPトランシーバー)

IP無線機(IPトランシーバー)は、携帯電話回線や無線LANなどのIPネットワークを利用するため、通信距離を拡大する有効な手段です。携帯電波が届く場所であれば、北海道から沖縄までも通信可能です。

IP無線機の特徴

  • 通信距離:携帯電話回線や無線LAN利用した通信で、全国どこでも通信可能
  • 中継器は基本不要だが、地下や山間部ではWi-Fi/LTE補助装置が必要になるケースも
  • 免許・資格が不要
  • 機種により、GPS機能で位置情報共有可能

これらの特徴により、IP無線機は、広い範囲での通信を必要とする業務に最適です。例えば、タクシーやトラックなどの運送業、警備業、建設業など、様々な分野で活用されています。IP無線機を活用することで、より効率的で安全な業務遂行が可能になります。

IP無線機について、詳しく知りたい方は、下記のコラム記事をご覧ください。

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無線中継器の選び方

無線中継器を選ぶ上で重要なポイントは、使用環境と目的に合った機種を選ぶことです。無線中継器を選ぶ際には、考慮すべき点がいくつかあります。

無線中継器を選ぶ際の考慮点

  • 電波の届く範囲
  • 使用する無線機との互換性を確認
  • 設置場所(屋内・屋外)と電源供給方法を考慮
  • セキュリティ機能、価格
  • 運用時間や保守体制も事前にチェック

電波の届く範囲は、中継器の性能に直結します。対応する無線規格は、使用する無線機との互換性を確認する必要があります。設置場所の環境は、防水性や防塵性が求められるかどうかを判断する材料となります。セキュリティ機能は、不正アクセスを防ぐために重要です。消費電力は、ランニングコストに影響します。価格は、予算に合わせて検討する必要があります。

これらの要素を総合的に判断し、最適な無線中継器を選びましょう。

【2025年最新】業務用無線免許局用中継器おすすめ3選

広範囲な通信を可能にする業務用無線中継器。2025年最新のおすすめ機種として、八重洲無線製EXR-7000CR、ケンウッド製TCB-239CR、アイコム製IC-RP6300CRの3機種をご紹介します。

おすすめ!

八重洲無線製デジタル簡易無線中継システム「EXR-7000CR」


EXR-7000CRは、八重洲無線製の無線免許局用の中継器です。施設の中間地点に設置することで通信距離を飛躍的に広げることができます。ユーザーコード設定と秘話コード設定により秘匿性の高い通信も可能です。

おすすめ!

ケンウッド製デジタル簡易無線中継システム「TCB-D239CR」


TCB-D239CRは、NEXEDGE®CRを導入した無線免許局用中継器です。これまでデジタル簡易無線機の端末同士の通信ができない不感エリアでの解決策として最適な選択肢の一つです。16通りのユーザーコード設定と個別ID/グループID指定により、秘匿性も高く第3者からの傍受も防ぐことができます。

おすすめ!

アイコム製デジタル簡易無線中継システム「IC-RP6300CR」


IC-RP6300CRは、アイコム製の無線免許局用の中継器で、通信エリアを拡大する上で非常に有効な選択肢となります。デジタル簡易無線機同士での通信ではカバーしきれなかった広範囲での運用や地下・構造物や地形による物理的な電波障害の解消も可能です。

まとめ

無線中継器は、通信エリアを拡大し、広範囲な現場における業務連携を強化するための重要なツールです。導入を検討する際には、自社のニーズに合った製品を選ぶことが重要になります。

STJレンテックのサポート体制

当社STJレンテックでは、無線中継器の導入から運用までトータルでサポートいたします。

無線中継器の導入は、専門的な知識が必要となるため、お客様だけで全てを行うのは困難な場合があります。 当社のサポート体制は、お客様のニーズに合わせた最適な機器提案から、免許申請サポート、設置・運用・保守まで一貫してお任せいただけます。 無線中継器に関するご相談は、ぜひ当社にお任せください。

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