無線周波数とは?初心者向けに仕組み・種類をわかりやすく解説

無線周波数は、電波が伝わる周波数のことで、無線通信の基本仕組みです。

本記事は無線機・トランシーバー・インカムの基礎知識シリーズの第1弾として、無線周波数の仕組み、無線機(トランシーバー)の主な周波数帯、周波数の合わせ方、選定ポイントなどについて解説します。これから無線機の導入を考えている方や、より適した機器選びをしたい方にとって、知っておきたい基本情報をお届けします。

無線機・トランシーバー・インカムの基礎知識①~「無線周波数」について

無線周波数とは?

無線周波数は、電波が伝送される周波数のことで、単位はヘルツ(Hz)で表されます。

無線周波数は、その周波数によって様々な特性を持ち、異なる用途に使用されます。低い周波数の電波は遠くまで届きやすいという特徴があり、間部や広大なエリアでの通信に適していますが、データ転送の精度がやや低くなることがあります。一方で、高い周波数の電波はデータを高精度で送信できるため、音声のクリアな通話やデータの高速転送に適していますが、通信距離が制限されて、障害物による影響を受けやすい傾向があります。

周波数、波長

無線機(トランシーバー)周波数の仕組み

無線機(トランシーバー)は、音声信号を周波数に乗せて送受信しています。異なる周波数帯に各チャンネルが割り当てられ、受信側は指定された周波数にチャンネルを合わせることで、希望する相手の音声を受信できます。これにより、複数の無線機が同じ場所で使われても、それぞれのチャンネルごとに独立した通信が可能です。

無線機(トランシーバー)の主な周波数帯

無線機(トランシーバー)で使用される周波数は、いくつかの周波数帯に分類され、主な周波数帯は以下のとおりです。

VHFとUHFの違い

VHF帯

VHF帯は、「Very High Frequency」の略で、30MHzから300MHzの周波数範囲を指します。

低い周波数で、電波は遠くまで届きやすく障害物を避ける特性があり、比較的開けた場所や郊外、農村などでよく使われます。例えば、海や山岳地帯などで使用するケースでは、VHFが良好な通信が期待できます。

UHF帯

UHF帯は、「Ultra High Frequency」の略で、300MHzから3GHzの周波数帯域を指します。

高い周波数で、ビルや壁などの障害物に対して反射を起こしやすく、都市部や建物内部での利用に向いています。UHFはビジネスシーンや工場、ショッピングモールなどでの使用に適しており、電波の干渉も少なく、クリアな通話が可能です。

無線機(トランシーバー)周波数の合わせ方

無線周波数は、無線機(トランシーバー)の各チャンネルに割り当てられ、チャンネル変更のつまみを回ったり、チャンネルボタンを操作することで調整します。慎重に任意の周波数を探す必要はなく、通信相手とのチャンネルを合わせるだけで簡単に調整可能です。

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チャンネル変更のつまみやボタンを使用する

トランシーバーには一般的に周波数を設定するためのチャンネルつまみやボタンが付いています。このつまみやボタンを使って、使用する相手と同じチャンネルに設定可能です。

チャンネル番号を確認する

使用するチャンネル番号を通信相手と一致させることが重要です。特にイベントや作業現場での利用時には、事前にチャンネルの共有が必要です。また、チャンネルを合わせても音声が通じない場合は、他のトランシーバーと割り当てチャンネルが異なっている可能性があるため、チャンネルを変えて再度試してみましょう。

無線機(トランシーバー)周波数の選定ポイント

無線機(トランシーバー)を使用する際には、適切な周波数を選択することが重要です。利用シーンと環境、必要な通信距離、混信の有無、免許の必要性などを考慮して、最適な周波数を選定しましょう。

目的

利用シーンと環境

無線機の周波数選びは、利用シーンと環境によって大きく異なります。
例えば、ビルの中や密集した市街地では、障害物が多いためUHF帯の利用が推奨されます。一方で、見通しが良い場所での長距離通信にはVHF帯が適しています。

通信距離

必要な通信距離に応じて、周波数を選定します。
低い周波数は長距離通信に向いており、高い周波数は短距離かつクリアな音声を実現可能です。

混信のリスク

周囲で同じ周波数帯を使用するトランシーバーが多い場合、混信が発生することがあります。
混信を避けるために、使用する周波数のチャンネル設定も重要です。複数のチームやユーザーが同じ場所でトランシーバーを使用する際、異なるチャンネルを割り当てることで、干渉を避けながらスムーズなコミュニケーションが可能になります。
また、ユーザーコードを設定して干渉を避けることが推奨されます。

免許の必要性

使用する周波数によっては免許が必要です。特に業務用途での利用時には、免許の有無や規制を事前に確認することが大切です。免許不要の周波数を利用することで、手続きなしで手軽に利用できます。

無線機(トランシーバー)周波数の法律制限

無線周波数の使用には、各国の無線通信関連法律に適合する必要があり、日本国内で無線機(トランシーバー)を使用する場合、周波数の使用に関する法律や規制を守る必要があります。

ここをチェックしよう!

無線周波数は国によって決められている

各国で使用可能な無線周波数は規定されており、日本国内で無線機を使用する場合は、その周波数が日本で使用が許可されているものである必要があります。許可されていない周波数を使用すると電波法違反となり、罰則が科される可能性があります。他国で合法でも、日本国内で使用すると違法となる可能性があるため注意が必要です。

日本の電波法について、詳しくは下記のコラム記事をご覧ください。

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日本国内で使用する際は、必ず無線機器の技適マークを確認する

日本国内で使用する無線機器には、必ず技術基準適合証明(技適マーク)が必要です。技適マークがない無線機器を使用することは電波法違反となり、罰則の対象になります。購入時や使用時には、必ず技適マークが付いているかを確認しましょう。

技適マークは、機器本体に直接表示されている場合が多いですが、取扱説明書や外箱に記載されていることもあります。丸の中に電波のマークと「技適」の文字が書かれたシンプルなものです。

業務用無線機の使用は基本的に免許が必要となる

業務用無線機の使用は、電波法に基づき、原則として免許が必要です。例えば、高出力の無線機や特定の業務用周波数を使用する場合は、総務省の認可を受けた免許が必要です。免許を取得することで、特定の周波数を確保し、混信を避けることが可能です。

免許関連について、下記のコラムをご参照ください。

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無線機・トランシーバー・インカムの改造は法律違反となる

無線機やトランシーバー、インカムの改造は法律で禁止されています。出力を増強する改造や周波数範囲を拡大する改造などは電波法違反となり、厳しい罰則が科されることがあります。無線機器は必ずメーカーの仕様通りに使用しましょう。

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弊社STJレンテックは45年以上の歴史を持つ業務用無線機・トランシーバー・インカムの購買代理として、豊富な経験と高い専門知識でお客様のビジネスを支えています。業務用無線機・トランシーバー・インカムのレンタル・販売をお考えの際は、ぜひSTJレンテックをご利用ください。

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